80年代にタイムスリップ!?当時の文化をリアルに再現! 「80年代カフェ」秋葉原に期間限定で。

ファッション・ゲーム・アニメ・アイドルー様々な文化が生まれ、発展して行った1980年代。そんな「80年代」の文化が今若者たちの間で「可愛い」「面白い」と評判になっている。そんな中、80年代の文化を体感できるカフェ「青春くりぃむそ~だ」が12月1日(日)~4日(水)の4日間限定で秋葉原にオープン。店員として働くのは、11月27日にデビュー曲『デリケートに好きして』が発売された新井ひとみさん、80年代アイドルのカバーでも知られるさんみゅ~&ハコイリ♡ムスメのメンバー、そして普段から80年代ファッションで生活をする平成生まれのマリーさん&くるみさん。さらにカフェの内装は昭和の文化を研究&保護している山下メロ氏が監修。カフェの一角に80年代の部屋を再現したコーナーも。当時を体験していない世代が集まり、80年代を再現をしようという今回の企画。ここから更なる80年代ブームが来るのか!?

12月2日には、新井ひとみさんが登場。前述の通りデビュー曲『デリケートに好きして』を発売したばかり。衣装やヘアスタイルまで80年代スタイルを貫いている彼女。CDジャケットのデザインも「帯太め!!」で昭和な雰囲気。平成に登場したはずのミュージック・カードですら、テレホンカード風となっている。そんな彼女が、まさに80年代をリアルに再現したカフェに現れた。

翌3日には、ハコイリ♡ムスメからリーダーの吉田万葉さん、山本花奈さんが、登場。また、マリーさんもカフェの店員として腕を振るった。

マリーさんは、れっきとした平成生まれ。しかしながら、ルックスは髪型から衣装、仕草に至るまで80年代からタイムスリップしてきたよう。私見ながら、在りし日の岡田有希子さんを彷彿させる可愛らしさ。「80年代が大好きで、アイドルっぽい踊りや歌の活動をしています。」と自己紹介。他にライターや、Podcastでのパーソナリティをしているとのこと(現在は相方が降板したため休止中)。活動のきっかけは、3年ほど前にSNSで80年代風の「とさか前髪」を披露したところ評判になったことから。「もっと80年代の楽しさ、面白さ、ちょっとおバカな感じを、もっと今の若い世代、自分たちの世代に知ってもらいたくて発信しています。服も古着屋さんで買って組み合わせているんです。80年代を今に持って来たい。バブルをもう一度日本に起こしたいです(笑)」

「同世代の子たちは就職活動で黒いスーツを着て、ベージュのコートで、(髪を)一つにしばって同じような恰好をしていたんです。でも80年代って派手なバカみたいな色を着ているじゃないですか。ショッキングピンクのスーツとか。そういうのが面白いなと思って。もっと世の中がそういう風になって行った方がいいんじゃないかと思ってます」と語っていた。

80年代の良さを知ったのは、主にアイドルやバンドを通して。「ハロー!プロジェクト」から始まり、90年代のすかんちやTHE YELLOW MONKEY、そして80年代のZIGGY、X、RED WARRIORSなどを遡っていったら辿り着いた、とのこと。アイドルについては、TVで放送される昭和歌謡の番組で、「WINKや南野陽子さんの衣装が素敵だなと思って、衣装がキッカケでアイドルが好きになった」そうだ。ちなみにハロプロで最初に好きになったのは「タンポポ」という彼女。「周りはみんなミニモニ。派だったんですけど」と笑顔で答えていた。

子供の頃から歌って踊るのが好きだったと話すマリーさん。高校時代は軽音楽部に所属していたそう。アイドルになろうと思わなかったのかという質問には「親がとても厳しかったので、そういうことが出来る状況ではなかったんです」とのこと。これだけ可愛いので勿体ない気もするのだが、「大人になってから爆発した」と語る彼女は現在、その「好き」を突き詰めているのだから幸せそうだ。

タイムトラベルで行けるとすれば何年が良い?という質問には少し悩みながら「87年」との答え。「光GENJIのデビュー当時から追いかけたいです!」とのこと。「でも、その時に行ってしまうと、おニャン子クラブが解散してしまっているので、どうしようかな」とも。「理想は70年代に生まれて、80年代で十代を過ごし、90年代で二十代を過ごす。と、いっぱいライブとかコンサートに行けますね。」と話しつつ「タイムスリップは推奨しません。過去を変えると今が無くなってしまうので」とタイムスリップの危険性を唱えていた。

少し話がそれてしまったようだが、80年代カフェについては「楽しいです」と率直なお答え。お客さんも懐かしんだり、新鮮に感じているのが伝わってくるとのこと。カフェ内には80年代のファンシーなグッズで溢れる部屋を再現したコーナーもある。タイムスリップせずとも、すぐそこに届く80年代があって心地良い空間になっているのではなかろうか。なおマリーさんは、12月7日(土)に高円寺グリーンアップルで開催される音楽カルチャーイベント「DJサロン」や、12月16日(月)に東京カルチャー・カルチャーで行われる「昭和アイドルアーカイブス スペシャル 2020 Winter」に出演する。興味のある方は是非足を運んでみてほしい。

続いてカフェに現れたのは、ハコイリ♡ムスメのリーダー吉田万葉さんと山本花奈さん。ハコイリ♡ムスメはグループとして2017年末と2018年9月に「ハコムスカフェ」を開催しているが、5期メンバーとして加入した山本さんにとって、カフェでのお仕事は初めて。「ずっとやってみたかったので、この80年代カフェが決まった時は嬉しかったです!」とのこと。吉田さんは80年代カフェ初日に引き続き2回目。「80年代のグッズとか見た事がないようなものが沢山あって、これまでカバーしてきた80年代のアイドルさんの曲のイメージが出来るようなカフェで、素敵だなって思いました。」「クリームソーダってあまり飲んだことが無いんです。初めに自分で作って飲んでみたら美味しくって、もっとクリームソーダが飲めるお店が増えると良いですね」と話していた。

「80年代のイメージは?」と聞かれて、「今とは違った可愛さがありますね。大人にも人気がありそうなキャラクターがいっぱいですね。」と山本さん。ただ隣に鎮座していた「加トちゃん」のぬいぐるみについては、元が誰なのかは知らない様子。記者たちの必死の説明にも「ザ・ドリフターズ」や「8時だョ!全員集合」を知らない世代なので通じず。ようやく「加トちゃんぺ!の人ですか?」と分かるまでかなりの時間を要した。吉田さんは80年代のアイドルを「フワフワとした可愛さを集めたイメージ」とのコメント。

少し話は変わるが、お二人が所属するハコイリ♡ムスメは、今秋から充電期間を迎えている。最近の過ごし方について吉田さんは「私は個人でもダンスや歌、演技のレッスンを受けているんです。もっともっと自分の幅を広げられるように、いろんな方面のレッスンを受けています。」と近況を語った。「個々がもっとレベルアップしたハコイリ♡ムスメをお届けしたいので、一人一人がいろんなところに幅を広げられるような、それこそ個人でのお仕事も出来たり、みんなが上達して、またみんなで活動する時に固めたら、すごいパワーになると思うので、私も一生懸命頑張ってます!」とリーダーらしいコメント。ここで鈴木プロデューサーの口から「ONE TEAM!」と今年の流行語大賞にも選ばれたラグビー日本代表のフレーズがこぼれた。

山本さんは、プライベートで走って体力をつけたり、自宅でハコイリ♡ムスメの曲も含めてダンスを踊っているそう。来春のグループとしての活動再開時には「レベルアップした自分を見せたい」と意気込んでいた。吉田さんは自身のTwitterで動画を公開していたようにジャズダンスのレッスンに以前より頻繁に通っているとのこと。また時間のある時は、原っぱみたいなところでゴロゴロしたりと屋外での活動が好きだと話す。プライベートの時間も充実しているようで、友達とゆっくり遊ぶ時間も取ることが出来ているそうだ。ただ吉田さんが「早くステージに立ちたい」と話した時には山本さんも大きく頷いていた。春を心待ちにしているのはファンだけではなさそうだ。

さて、残念ながら今回の80年代カフェは、3日間のみの開催となっていたが、今後の展開などを、今回企画をしたプロデューサーの鈴木美紗乃さんに聞くことが出来た。「80年代カフェをずっとやりたかったんです。80年代のデザインや当時の雰囲気が好きって言う平成生まれの子たちが増えてきて、それぞれ個人でSNSから発信したりしているんですけど、それをまとめる場所、みんなが集える場所があったらいいなと思って。私はクリエイターではないので、企画しかできないんですけど、こういう場所を作ったら個人で発信していた全国の人が集まって、そこでまたお互いにコラボしたり、相乗効果を生んで『80年代が好き』ということを80年代を経験していない新しい世代が、次にもっと下にと繋いでいけたらいいなと思っています。令和の時代になって、昭和の終わりの素敵な時代をちゃんと残していかないと、当時経験をされた世代の方も発信しなくなってしまうかもしれないので。ちゃんと次の世代に残していくのが、私たちの世代かなと思っていて。そういう場として、今回は期間限定で、いずれは常設でやりたいなと思っています。そこで当時のアイドルが好きっていう女の子に働いてもらったり、メニューやグッズなどは80年代のデザインが好きな若いクリエイターの子に作ってもらったり、そういう色んなコラボが出来たらいいなと思っています。」と熱い想い、そしてこれからを語って頂いた。

筆者にとって十代を過ごした80年代は、軽く、薄く、少し恥ずかしい思い出のある時期なのだが、こうして若い世代の方たちが、その時代のカルチャーの良さを見出し、新たな解釈を加えて世に送り出していくことに、面白さを感じさせる「80年代カフェ」だった。単なる懐古趣味ではなく、80年代を含有した新しい世代のカルチャーに期待したい。

(取材・文: 矢口 明)


プロデューサー鈴木美紗乃さん( 1987 年生まれ)よりコメント

令和の時代に突入した今年 2019 年の末に、「1980 年代」をテーマにしたイベントを企画する事となりました。 私自身、ずっと 80 年代に憧れて、当時のアイドル文化を追って来たのですが、ここ最近、 SNS などでも「 80 年代好きの平成生まれ」という存在を多く見かけるようになりました。そんな、当時を経験して いない次世代達が集まって何か出来ないかと思ったのが今回のイベントです。今回は期間限定での開催ですが、いずれは常設でカフェを作り、 80 年代の歴史資料館のような、 80 年代を愛する 人たちが集まり、創造する場所に出来たらと思っています。是非その第一歩を見届けて、楽しんで頂けたら幸いです。 よろしくお願い致します。

 


80年代カフェ「青春くりぃむそ~だ」
開催日:12/1(日)~12/4(水)
場所:ホワイトエレファント(秋葉原)
東京都千代田区外神田 6 6 3 林ビル2 F

http://akiba-white.com/access/

営業時間:13:00~17:00/18:00~22:00

出演者:新井ひとみ、木下綾菜(さんみゅ~)、 小林弥生(さんみゅ~ )、吉田万葉(ハコイリムスメ)、山本花奈(ハコイリムスメ)、 マリー、 くるみ


新井ひとみ公式サイト https://avex.jp/araihitomi/

ハコイリ♡ムスメ公式サイト https://hakoiri-musume.com/

さんみゅ~公式サイト http://sunmyu.com/

マリー公式サイト https://sugarbabymarie-official.tumblr.com/

くるみ公式サイト https://minne.com/@kurutariusu